セラードエリア屈指のテロワールを備えた農園で、
ビターチョコレートを思わせる「ほろ苦さ」と「甘さ」がブラジルらしく、
ボイア(樹上で乾燥し干しブドウのようになったチェリー)を使い
熟れた果実の酸とクリーンな余韻のナチュラルを是非どうぞ。
ブラジルの南東、ミナスジェライス州のセハード地区にある
マカウバ・デ・シーマ農園のコーヒーが入荷しました。
もう何回目の使用なのかわからなくなるほど、
長い付き合いとなりました。
当店開店からの付き合いとなります。
農園主のグラウシオさんは、LCFのパートナー生産者の第1 号で
今では当たり前となった生産者との関係を築き
互いの立場でコーヒーの価値を上げることに共感してもらった
先がけの方です。
今クロップではブラジルらしさを感じさせてくれる
ナチュラル精製のコーヒーに仕上がりました。
ローストしたカカオのような甘く香ばしい風味に、
熟れた果実の酸味が特徴的です。
その香りからは濃縮感、濃厚さを感じることができ、
甘みは、キャラメルやチョコレートを思わせます。
穏やかで素朴な甘みとも感じられ、
何杯でも飲めるのではないでしょうか。
汚れた印象を持たれてしまうナチュラルですが、
この豆は、ナチュラルでありながら非常にクリーンで、
甘みの強さと味わいの綺麗さを両立している
希少価値のあるブラジルコーヒーといえます。
クリーンな味わいと甘い余韻を是非お楽しみください。
【概要】マカウバ・デ・シーマ農園
農園主:グラウシオ・ジョゼ・デ・カストロ
所在:ミナスジェライス州セハードエリア・パトロシーニョ市
ウェットミル:自前
ドライミル:自前
標高:1,000m
生産量:8,000袋
栽培品種:ブルボン、ムンドノーボ、カトゥアイ
※ブラジルの農園は規模が大きい為、プロセシングのタイミングをずらすことを狙って区画ごとに複数品種を植えることが一般的。LCFが使用しているのはブルボンだがマカウバ・デ・シーマで植えられているブルボンはミナスジェライス州にある研究所に植えられている100程度の株より選ばれたもので、セラード 地域に適しているもの。研究所ではナンバリングされ管理されているが番号は未確認。
収穫:機械収穫。5〜6月に始まり8月に終える。ブルボンは早め。 チェリーの成熟は一斉に進むわけではなく、木の上部が先に熟し下部は遅れて熟すため、 下部の成熟を待って収穫する。 その結果上部からは樹上で乾燥し干しブドウのようになったチェリー(ボイア)を収穫し、 下部は通常の熟したチェリーとし て収穫する。 ボイアはナチュラル、下部のチェリーはウォッシュト精製で仕上げる。
環境特性:ミナス・セハード地域は雨季と乾季がハッキリしており、収穫時期に雨が降らない。その為、チェリーが熟した後に樹上で乾燥させても雨の被害を受けず、落下やリオ臭・発酵臭のリスクが少ない。
精製: ナチュラル
1.フローター選別 浮いたチェリー(=ボイア)をアフリカンベッドに運び乾燥。
2.脱穀
3.ドライミル 脱穀→エアー比重選別→スクリーン選別→振動比重選別→電子選別→パッキング
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