中米エルサルバドルにあるシベリア農園で収穫された
パカマラという品種のコーヒーを販売します。
エルサルバドル国立コーヒー研究所で開発された品種「パカマラ」は、
ティピカにも似たクリーンで明るい酸と滑らかな触感が素晴らしいコーヒーです。
農園は首都サンサルバドルの中心から西北西に約 60km進んだ場所に位置し、
近くにあるサンタ・アナ火山の影響で農園付近は、火山性の肥沃な土壌を有しています。
現在、農園はラファエル・エンリケ・シル バ・ホフ氏と妻のカルメンさんによって管理されています。
彼らは他に5つの農園も所有していますが、このシベリアが最も規模が大きいようです。
パカマラを栽培している区画は農園のなかでも急峻な地形と強風が吹く厳しい環境ですが、
パカマラは根付きがよいため厳しい環境での栽培に向いています。
特にシベリア農園で収穫されたパカマラは豆質が引き締まっていて、
それが味わいでも感じ取れます。
シベリア農園のパカマラはクリーンな飲み心地に明るい酸、
そして滑らかな触感が備わった本当に上質なコーヒーです。
シベリア農園 のパカマラはコーヒー本来の香味を備えた
ティピカにも似た華やかな酸や複雑なボディを備えています。
ぜひエルサ ルバドルのなかでも最高峰のパカマラをお試しください。
【概要】
農園名:シベリア農園(Finca Siberia)
農園主:ラファエル・エンリケ・シルバ・ホフ(Rafael Enrique Silva Hoff)
カルメン・エレナ・シルバ・ホフ(Carmen Elena Silva Hoff、ラファエルの妻)
※正式にはシルバ・ホフ夫妻が経営する会社 SICAFE, S.A. DE C.V.が所有者。
この会社の下にはシベリアのほかに次の5つの農園がある:ノルエガ、ラファニ、ディビナ・プロビデンシア、サン・カイエタノ、ジャノグランデ。この中でもシベリアが最大。
所在:サンタ・アナ県チャルチュアパ付近
※マイクロリージョン:オホ・デ・アグア
※アパネカ・イラマテペック山地の中央付近に位置する。
標高:平均1500m(最も高い地点は約1700m)
年間降水量:2000mm程度(5月〜10月が雨季で、この期間に年間降水量の85%近くが集中)
栽培面積:28ha
栽培品種:ブルボン(75%)、パカマラ(25%)
※パカマラが栽培されている区画は急峻でかつ強風にさらされるという厳しい環境。パカマラは根付きがよいためこういった環境でも栽培でき、この環境がシベリア農園のパカマラが他のパカマラより引き締まった豆質になる要因かもしれない。
シェードツリー:インガ、サイプレスなど。1haあたり100本程度の密度。ラファエルはシェードがカップによい影響を与えると認識し、シェードは維持したいと考えている
収穫:人手による選択的収穫。
※完熟したチェリーのみ収穫するよう、ピッカーには近隣の農園よりも6割高い報酬を支払っている。収穫期は乾季中終盤にあたる1月〜4月。最盛期には1日 200人のピッカーが必要。シベリア農園は街から離れているので、朝晩、車でピッカーたちを送迎している(送迎費用は農園側が負担。1日あたり1人2ドル を交通費として支払っている)。
精製:ウォッシュト(機械的にミュージレージ除去)、ハニー、ナチュラル
その他(農園の歴史など):
ラファエルはコーヒー生産者の家族の四代目。シベリア農園はラファエルの父方の曾祖父エティファニオ・シルバらが1870年に設立した。
その冷涼な気候と不便な立地から「シベリア」と名付けられた。
ホフ(Hoff)はノルウェー系の名前。ラファエルの母方の曾祖父がノルウェー人だったことに由来する。ホフ氏はラファエルの曾祖母になるエルサルバドル 人女性と米国サンフランシスコで出合い、結婚した。その後、夫妻は妻の母国であるエルサルバドルに移住し、コーヒー農園を営む。
ラファエルが所有する農園のひとつに「ノルエガ(Noruega)」があるが、この名前はノルウェー生まれの曽祖父にちなむ(ノルエガはスペイン語でノルウェーの意)。
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