令和5年の幕開けとともに販売し好評を得ました
グジ地域の理想のコーヒーを追求したNaturalを再度販売します。
WSの経営者でもあるメクリア氏は、
イルガチェフェタウン周辺出身で若いころから
コーヒーの仕事に関わってきた人物
。
といっても農地を持っていたわけではなく、ゆ
当時無名であったハンベラ・ウォレダの農家から
チェリーを集め近隣のステーションに納入するという
流通の仕事を立ち上げ、年を追うごとに範囲を広げていきました。
仕事熱心で農家を大切にする姿勢もあって、
イルガチェフェ・グジの地域で最大級の流通業者にまで発展しました。
流通業者であったメクリア氏は
「自らがコーヒー生産に関わることで、
もっと高品質のコーヒーを生み出せるはず」
と資金を貯めWSを設立し、
いまや3つのWSに1つの農園をもつ生産者にも成長しました。
そんな彼に
「イルガチェフェやグジ地域の理想のコーヒーは?」
というLCFの問いに対して出された答えの第一弾が
今回の豆となります。
熟したイチジクやブルーベリージャムを思わせる甘みと透明感。
チョコレートのような滑らかなコク。
飲み進めるほどにきれいな質感と程よい凝縮感を感じます。
今後益々楽しみな生産者です。
是非お楽しみください。
<概要>
・名称:ゴロ・ベデッサは仮称。 ・所有:メクリア・メルガ
・所在:南部諸民族州 / オロミア州 / グジ ゾーン / ハンベラ・ワメナ ウォレダ / ゴロ・べデッサ ケベレ※Region=州,Zone=郡,Woreda=市町村,Kebele=地区 といったイメージハンベラウォレダとゲデブウォレダは隣り合っており、ゲデブにあるウォルカ・ケベレと谷を隔てて向かい合った位置にあるのがゴロ・べデッサ。メクリアの弟であるアダムがベンチ・ネンカWSとバンコ・ゴティティWSを行き来する道中に非常に標高の高い地域があり、そこから買い付けたチェリーの品質が高いと感じたことが設立の一因となった。
・標高:2,400m
・降雨量:1,800mm-2000mm/年
・気温:18~25℃
・納入農家:180人
・平均耕地2ha未満
・開花:1月〜2月
・収穫:11月後半〜1月下旬、手収穫後チェリー選別
・乾燥:アフリカンベッドにて21-25日の天日乾燥
<メクリア・メルガ氏>
WSの経営者であるメクリア氏は、イルガチェフェタウン周辺出身で若いころからコーヒーの仕事に関わってきた人物。といっても農地を持っていたわけではなく、当時無名であったハンベラ・ウォレダの農家からチェリーを集め近隣のステーションに納入するという流通の仕事を立ち上げ、年を追うごとに範囲を広げていった。仕事熱心で農家を大切にする姿勢もあってか、イルガチェフェ・グジの地域で最大級の流通業者にまで発展した。エチオピアのコーヒー流通を一変させたECXにおいても地域を代表する流通業者として、ECXでの売買ライセンスを付与された最初の50人の1人にも抜擢されている。その後ライセンス保有者は増え続けたものの、イルガチェフェ・グジ地域の小規模流通業者からの信頼が厚くECXでの取引を委任されていたことから、ECXでの年間最大の量コーヒーを流通させた業者として2度表彰されている。このように流通の仕事で成功していく中で、メクリア氏は自身でステーションを持つことによってより高い品質のコーヒーを生産できるはず、それが地域の発展にも繋がると感じるようになった。流通業で資金を準備し、まずイルガチェフェ・ウォテにステーションを設立することを実現、さらにハンベラ・ベンチネンカにもステーションを設けた。メクリアの意図した通り、品質の高さは輸出業者の目に止まり、それが品質にうるさいロースターすなわちLCFに届けられるようになった。2010年代のウォテがそのコーヒー。そして、2019年、英語が堪能な奥さんとマネージャーのサポートを得て、精製したコーヒーを自ら輸出することを決断。LCF向けのベンチネンカが、彼が自分の手で世界に送り出す記念すべき最初の商品となった。若くして小さなチェリー流通業者から始まり、品質を求めてステーションを設立、そして輸出業者の立ち上げ、というステップを踏んできたからか、自分が農家を代表しているという姿勢が強い。そのため農家やチェリーの集売業者からの信頼も厚く、結果として品質を支える原動力となっていることは否定できない。その後、メクリアはバンコ・ゴティティにWSを設立、シャキソに農園も持つようになり、3つのステーション+1農園と成長を遂げたが、急拡大は目指しておらず品質を向上させることに注力する方針。実際、各ステーションの生産量は一般的なステーションと比較して少なく、無理してチェリーを買い集めるのではなく、ステーションの規模にあったチェリーを買い取り、しっかりした品質に仕上げることを実践している。