【 こちらの豆は、City roast です 】
今や当店のラインナップを支えるコスタリカにおいて、
チリポエリアは欠かせない存在です。
その中心的なマイクロミルが今回の「ロス・クレストネス」です。
13 年前にカルデロン家とアクーニャ家の 10名によって
結成されたこの生産者グループ「クレストネス」。
安く買いたたかれることなく、
スペシャルティコーヒー市場で勝負できる
高付加価値のコーヒーを生産することを目的に掲げ、
地域初のマイクロミルとしてスタートしました。
メンバーの品質に対する高い意識に支えられ、
当初から地域の高品質コーヒー生産における
最前線に立ち続けています。
ミルの中心人物で生産者のグレース・カルデロンさんは
寡黙ながらもとても熱心で非常に真面目な方です。
コーヒーに対してはもちろん、雑談をしていてもほとんど冗談を言わないほど。
当初から品質の高さには目を見張るものがありましたが、
収入の一部を積極的に設備に投資して品質の安定化を図り、
また、農地も開拓して生産量の増加に努めるなど、
他の農家も目標とする理想的な生産者として着実に力を付けています。
共により良いコーヒーを作るパートナーとして、
品質のみならず、農地の様子や精製施設、
商品設計に至るまで、彼女とは積極的な情報交換は欠かせません。
幅広いローストに対応が可能な豆で、 フローラルで上品な香りと酸により、クセのない日常使いに合う豆です。
ハイローストと同様にコク、酸、苦味のバランスも良く、クリーンで素晴らしい味わいです
・代表:エルメス・カルデロン・ヒメネス
※初代代表のホルヘ・カルデロン(ラス・カメリアス所有)は設立から6年で代表を辞し、後進の若者を代表に据えた
・管理責任者:エルメス・カルデロン(エル・セロ、エル・ボスケ所有)
・精製管理:エルネスト・カルデロン(グレース・カルデロンの長男)
・所在:サンホセ州ペレスセレドン市リバス地区ピエドラ
※チリポ山西側に連なる山脈の山麓に位置する。
※コスタリカの代表的な産地区分ではブルンカに属し、ICAFEの新たな地域分けではチリポとなる。
※便宜的にProvinceを州、Cantoneを市とした
・設備の標高:1,450m
・生産量:トップクオリティは合計250袋/69kg程度
・精製~乾燥: 生産者グループで立ち上げたロス・クレストネス・マイクロミルにて行う
1. 果肉除去
2. ミューシレージリムーバーによりミューシレージを除去
3. ソーキング(20-21より実施)
4. ビニールテント内の網棚にて乾燥。棚ごとにラベルされロット管理を徹底 5. グレインプロに袋詰めしレスティング
・ドライミル工程:
1. クレストネスで脱穀
2. 粗選別
3. グレインプロに袋詰め
4. サン・ホセへ輸送
5. スクリーン選別
6. 比重選別
7. 電子選別
8. 必要に応じて手選別(基本いらない)
9. 梱包
※以前はサン・ホセの輸出業者ドライミルで全行程を行っていたが、道中悪路があるため輸送量の軽減をはかり脱穀まで産地で行うことにした