日本から遠く離れている上になじみが薄い国「ホンジュラス」。
そんな国ですが、素晴らしいコーヒーは生産されています。
そして実は、ホンジュラスのコーヒーの生産量は、
世界第6位、中米では最も多いのです。
世界的にはメジャーな生産国ということになります。
今回のサンファニーヨは、
コマヤグア県とインティブカ県の県境の山地にある集落で、
この地域は標高が高く、
質の高いコーヒーを生産できる環境ではあったものの、
アクセスの悪い奥地であることから、
知識も、資材も、流通網も整っておらず、
スペシャルティコーヒーの発展から取り残されていました。
2019年にサンミゲル集落と LCFとの取り組みに成功したエクスポーターが、
インティブカ側のサンファニーヨ集落においても
チェリー流通からパーチメントまで仕上げ、
付加価値をつけての流通に取り組んだのが、この豆の始まりです。
本ロットの生産者は、オズワルド・アギラール氏。
オズワルド氏は、両親からコーヒー農地を受け継ぎ、
妻と子供達共にコーヒーの生産に取り組んで います。
因みに、受け継いだ農地名が「Las Penitas(ラス・ペニータス)」。
品質向上のために、エクスポーターのサポートの下
区画整理と土壌改良、木の健康維持に取り組んでいます。
コーヒーパルプを堆肥化して農地に撒いたり、
より良い栽培環境を整えるための
シェードツリーの植林を取り入れるなど、
品質向上に貪欲に取り組んでいます。
スパイシーなフレグランスと密度の高いパッションフルーツ系の
シャープな果実感のあるインパクトある香味を感じます。
是非お試しください。
【概要】
生産者:オズワルド・アギラール Oswald Aguilar
所在:インティブカ県マサグアラ市サンファニーヨ地区
収穫期:1月~4月
標高:1820m
年間降水量:2700mm
面積:4ha(コーヒーノキ作付面積3ha)
生産量:40袋(69kg換算)
ウェットミル:収穫後パルピングを行い26時間発酵
乾燥:アフリカンベッドにて3週間程度
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